福岡市東区青葉・土井で予防歯科に取り組む歯医者「青葉イーストコート歯科・こども歯科(ミスターマックス土井店 敷地内)」のブログです。
歯科医師会推奨の歯ブラシの持ち方「こんにちは・さようなら」 歯の学校64号より
お子様のお口の健康を守るために、
仕上げ磨きに取り組むお父さん・お母さん!
実は、お子様の年齢によってケアのポイントが違うって知っていましたか?
日本歯科医師会作成の冊子「歯の学校 64号」にも特集がありましたが、
お子様の仕上げ磨きについて知りたいという保護者の方が増えています。
素晴らしいことですね!
そこで、お父さん・お母さんに是非知っていただきたい年齢によるセルフケア・仕上げ磨きの違いを3回に分けてお伝えしたいと思います。
今回のテーマ
3歳になると乳歯列完成期
3歳になると乳歯列完成期を迎え、上下20本の乳歯が生えそろうことになります。
この時期に重要なのは、お子様自身への「意識づけ」です。
【2つの重要キーワード】
1:食べたらみがく!
2:きちんとみがく!
ここでもやはり、お父さん・お母さんの協力が不可欠です。
私たちが毎日当たり前にやっているハミガキも、お子様にとっては当たり前の習慣ではありません。
お子様に真似させながら、親子一緒にハミガキ練習に取り組みましょう。
歯ブラシの持ち方は?
保護者の方からよく聞かれる質問に、「歯ブラシの持ち方はどうしたら良いですか?」というものがあります。
これに関して、歯科医師会では、ハミガキの持ち方をユニークに表現しているので、ここで紹介します。
歯ブラシの持ち方は2通り。
「こんにちは」の持ち方と、「さようなら」の持ち方。
これは、視覚的に見た方が分かりやすいと思いますので、図を載せますね。

歯科医師会推奨の歯ブラシの持ち方「こんにちは・さようなら」 歯の学校64号より
それでは、実際のハミガキの手順を紹介します。
1:まずは、上の奥歯。
奥歯は「さようなら」の持ち方で、噛み合わせの面を磨きます。
2:次は、下の奥歯。
今度は、「こんにちは」の持ち方に変えて、噛み合わせの面を磨きます。
3:そして、上下の歯の表面。
持ち方は「こんにちは」のままで、左上か奥歯からスタートして、右上の糸切り歯まで。次に、左下奥歯からスタートして、右下の糸切り歯まで磨きましょう。
4:最後は、右側の上下奥歯の表面。
再び「さようなら」の持ち方に変えて、しっかり磨きます。

歯を磨く順番(歯の学校64号より)
ここまでできるようになったら、歯の内側も磨くようにレベルアップしていきましょう!
仕上げ磨きのポイント
さてさて、お子様が自分で磨くようになっても、まだまだ磨き残しがあります。
この年齢では、仕上げ磨きは必須です。
仕上げ磨きのポイントは、「虫歯になりやすい3箇所を重点的に!」です。
【虫歯になりやすい3大箇所】
1:上の前歯の表面
2:奥歯の噛み合わせの面
3:歯と歯の間
特に、歯と歯の間はデンタルフロスを使うのが最も効果的です!
仕上げ磨きをしてあげることで、お子様に歯の大切さを再認識させる効果もあります。
お忙しいとは思いますが、ぜひ仕上げ磨きの時間を設けてあげてくださいね。
次回は、いよいよ本テーマ最終回。
「年齢に合わせたブラッシングのコツ 〜6歳から12歳編〜 」です。
お楽しみに!