福岡市東区青葉・土井で予防歯科に取り組む歯医者「青葉イーストコート歯科・こども歯科(ミスターマックス土井店 敷地内)」のブログです。
物騒なセリフのタイトルになってしまいましたが、このような暴言を吐くスタッフは当院にはおりませんのでご安心ください。笑
さてさて、冒頭の「出てこいや!」
これ、テレビでご活躍されている元プロレスラー高田延彦さんの定番セリフです。
先日、その高田さんが統括部長を務める格闘技イベント「RIZIN」が、マリンメッセ福岡にて行われました。
院長は、好きが高じてキックボクシングジムに通っていた程の格闘技好きで、今回の大会も友人のコネをフル活用してチケットを手に入れ、意気揚々と観戦に行きました。
そして、テンション高く帰宅した院長が発した一言め、「みんなマウスガードが派手やった!」
・・・相変わらずの院長の歯科好きに感心した一幕でした。
マウスガードを知っていますか!
みなさんは、「マウスガード」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
ボクシング選手が試合の時につけているというと分かりやすいかもしれません。
実は、このマウスガードは様々なスポーツで使われていることをご存知ですか?
実は、色んなスポーツで使われています
実は、マウスガードは色々なスポーツで使われています。
使用を義務化している団体もあるくらい、重要なアイテムとして認知されています。
例えば、
- 義務化:ボクシング、アメフト、キックボクシング、空手
- 一部義務化:ラクロス、アイスホッケー、ラグビー
ここに表記した以外のスポーツ選手にもマウスガードを利用している方は多くいらっしゃいます。
どうしてマウスガードが必要なの?
では、どうしてマウスガードが必要なのでしょうか。
口腔外科に外傷(ケガ)で来院した患者の理由を調べた研究があります(1990 沢木ら)。
それによると、1番は交通事故(47%)、そして2番がスポーツ(15%)と続き、何と2位なのです。
それだけスポーツは怪我が起きやすいので、外傷予防策としてマウスガードの必要性が訴えられているのです。
ただ着ければ良いってものではない
マウスガードの必要性は理解して頂けたと思います。
ここで注意しなければならないのは、どんなマウスガードでも良いから着けとけば良いというわけではないということです。
商品を非難することは避けたいのですが、世の中には「お湯につけて、柔らかくして、歯に押しつけるだけで、簡単に、マウスガードが、作れますよ」と謳う商品が多く販売されています。
歯科医師として、それらを薦めることはできません。
「全体が均一な厚みで、求められる形態を満たし、バランスの良い噛み合わせが与えられているマウスガード」は、その方法で作ることは不可能でしょう。
きちんとしたマウスガードを作ろう
そもそも何のためにマウスガードを着けるのでしょう?
「安全のため」ですよね。安全のためのアイテムが適当に作られたものでは意味がありません。
必ず歯科医院で「あなたに合わせた」オーダーメイドのマウスガードを作りましょう!
歯科医院では、
- まず歯型をとり
- 模型を起こし
- その人に合わせた形態・構造をデザインし
- シートを均一プレス(スポーツの強度に合わせて、シートを2重・3重の複雑な層構造にすることもあります)
- お渡し前に、噛み合わせの微調整
以上の工程を経て、全体でしっかり噛めることを確認してから使用していただきます。
お湯で押し付ける市販品を使用していた人が、歯科医院で作ったマウスガードを着けると、その違いに大変驚かれます。全くの別物ですよ。
まとめ
青葉イーストコート歯科・こども歯科では、スポーツに取り組むあなたのサポーターでありたいと思っています。
正しい知識と正確な手技で、あなたに合わせたぴったりのマウスガードをお作りします。
どんなスポーツでも構いません。それぞれの種目に合わせた最適なデザインのマウスガードを提案させていただきます。
お気軽にご相談ください。