福岡市東区青葉・土井(ミスターマックス土井店敷地内)で予防歯科に取り組む歯医者「青葉イーストコート歯科・こども歯科」のブログです。
6月は多くの学校で歯科検診が行われます。
学校側は学校保健安全計画に基づいて6月30日までに毎年定期的に健康診断を行わなければならない決まりがあり、また6月4は『虫歯の日』でもあるため、この前後で歯科検診が行われるのです。
覚えていますか?歯科検診
幼い頃、歯医者の先生が学校に来て「C、/、CO・・・」などと意味の分からないことを言っていて、結果の用紙をもらうまでの数週間、自分はとんでもない虫歯になっているのではないかと不安な思いをして過ごしていたのを覚えています。
意外と盛りだくさん「学校歯科検診」
学校歯科健診では、もちろん虫歯を早期発見する目的がありますが、虫歯の他にも様々な点をチェックしています。
①顎関節の異常の有無について
②咬み合わせと歯並びの異常の有無について
③お口の清掃状態(歯垢の有無)について
④歯茎の炎症の有無について
⑤歯式
・現在歯:今生えている歯の種類
・喪失歯:永久歯で失ってしまった歯の種類
・要注意乳歯:保存の適否を考慮する必要がある乳歯
・う歯:虫歯になったいる歯
以上が検査項目です。
軽視される検診結果
昨年、大阪府の公立小の歯科健診で約2万4900人の児童が歯科医院の「受診が必要」とされたのに対し、半数以上がその後受診していなかったということが明らかとなりました。
これはとても残念なことです。
なぜなら、お口の問題は虫歯の有無だけではなくて、歯ぐきや歯並びなど多岐にわたるからです。
「むし歯を治して終わり」では何も解決しない
また、ただ虫歯治療をするだけでは、他の歯が虫歯になるリスクはそのままです。
大切なことは、どうして虫歯になってしまったのか、他の歯を虫歯にしないためにはどうすれば良いかを、私たちとお子様と、そして保護者の皆様と一緒に考えることなのです。
ミスターマックス土井店敷地内にある「青葉イーストコート歯科・こども歯科」では、治療後に「何かあったらまたおいで」と終わるのではなく、治療後の「悪くならないためにどうするか」の時間を大切にしたいと考えています。
きっかけは、お口の健康の困りごとだったかもしれませんが、それが解決したらお口の健康を「守る」ための「ケア」を提供する皆さまにとって気軽に立ち寄れる場所でありたいと思います。