福岡市東区青葉・土井(ミスターマックス土井店敷地内)で予防歯科に取り組む歯医者「青葉イーストコート歯科・こども歯科」のブログです。
今日は面白い検査機器を紹介したいと思います。
HORIBAから発売されている『CHECK BUF』です。
『CHECK BUF』とは?
この機器がどういうものかというと唾液の酸性度を測定するというものです。
難しい表現を使うと『唾液緩衝能』を測定する機器です。
天然の防御機構「緩衝能」
ヒトの体には酸やアルカリが加えられた時にpHを正常に保とうとする働きがあります。これが『緩衝能』です。
むし歯は、むし歯菌が私たちが飲食する度に口の中に入ってくる糖を餌として産生した酸で歯が溶かされた結果引き起こされます。
しかし、私たちの唾液には産生された酸の効果を弱める『緩衝能』があるため、むし歯になることを避けることができます。
しかし、この『緩衝能』が低下してしまうと私たちは簡単にむし歯になってしまうのです。つまり、『緩衝能が低い』=『むし歯リスクが高い』ということになります。
『CHECK BUF』を使うと「緩衝能」が分かる!
この『緩衝能』を測定する機械が『CHECK BUF』です。
『CHECK BUF』はみなさんの唾液を採取して、その唾液に一定量の酸を加えることでどのようにpHが変化するかを測定し、『唾液の緩衝能』を測定するのです。
5分間唾液を採取して、たった30秒で結果が得られるため、来院されてすぐチェアサイドで結果を知ることができます。
まとめ
むし歯リスクを調べる検査方法は様々なものがあります。
当院でも唾液緩衝能テストを実施し、オーダーメイド型の予防プログラムに取り入れています。
このような検査方法を用いることで患者様一人一人のむし歯リスクを知ることができ、そのリスクを元に個人個人にあった指導を行うことができるのではないかと考えています。
ミスターマックス土井店敷地内にある「青葉イーストコート歯科・こども歯科」では、初診時から、患者さまのお口全体の状態を把握し、むし歯リスクの応じて一人一人に合った指導を行い、皆さまのお口の健康を守っていきたいと思います。