福岡市東区青葉・土井(ミスターマックス土井店敷地内)で予防歯科に取り組む歯医者「青葉イーストコート歯科・こども歯科」のブログです。
前回、『歯の接触癖=TCH』について記事を書きました。
本日はさらに「TCH(歯の接触癖)」についてお話ししたいと思います。
TCHはどんな時に起きるの?
では人はどんな時に上下の歯を接触させてしまいがちなのでしょうか。
基本的には緊張している場面でTCHは起こります。
一時的精神的ストレスを感じている時、パソコンを打つなどの集中を要する作業をした時、細かい作業を行う時、掃除や料理などの家事を行う時、テレビやコンピューターゲームを集中して行う時などのように日常のよくある行動の中でTCHは生じます。
私自身も普段の生活を見返してみても、心当たりがあります。
実はあなたも?自分の舌をチェックしてみよう
『自分はどうなのかな?』と思った時、鏡で口の内側の粘膜や舌を見てみてください。
舌の縁に歯の圧痕がついていたり、口の内側の粘膜に咬み合わせに沿って線の痕が付いていることが多く見られます。
他にも、物を咬んだ時に歯が慢性的に痛んだり、歯周病の悪化、詰め物や被せ物の脱離、歯の破折、口内炎ができやすい、咬み合わせた時の違和感、舌や頬粘膜を誤って噛んでしまったり、舌に痛みを感じたり、入れ歯が痛くてはめれないなど、様々な症状が現れます。
マウスピース治療が上手くいかない原因はTCHかも?
顎関節症の治療でマウスピースが使われることが多いです。
もちろん有効な治療方法ではあるのですが、このTCHが原因の主である場合、マウスピースを入れた状態でもTCHが残っているため、マウスピースを噛みしめ症状が改善されないということになってしまうことがあります。
入れ歯が不調な原因、実はTCHのせいかも
また、入れ歯がずっと合わずに何度も入れ歯の調整を行い続けていた方が、TCHを指摘され意識すると入れ歯が全く痛くなくなったということもあるようです。
噛み合わせの調整を繰り返しても調子が良くならない方は、TCHのチェックをされてみると良いかもしれません。
ミスターマックス土井店敷地内にある「青葉イーストコート歯科・こども歯科」では、患者様に通っていただくことで、自らの生活習慣を見直すきっかけとなれるような歯科医院でありたいと思っています。