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【連載】歯磨き(ブラッシング)の目的を正しく理解していますか? (3)

福岡市東区青葉・土井で予防歯科に取り組む歯医者「青葉イーストコート歯科・こども歯科(ミスターマックス土井店 敷地内)」のブログです。


プラークができる場所について説明しますお子様から、「どうして歯磨きしなくちゃいけないの?」と聞かれて、自信をもって正しく答えることができるお父さん・お母さんはどのくらいいらっしゃるでしょうか。

実際は、小さい頃からの習慣というだけで、明確な目的なく、何となく毎日歯磨きしているだけの方が多いのではないでしょうか。

そこで、歯磨き(ブラッシング)の目的を正しく知ってもらいたいと思い、連載していきたいと思います。

 

【連載】歯磨き(ブラッシング)の目的を正しく理解していますか?

(3)プラークには2種類あることを知りましょう。

プラークには2種類ある


結論から言います。

プラークには、「歯肉縁上プラーク」と「歯肉縁下プラーク」の2種類があります。
「・・・歯肉縁上?・・・縁下??」と思ったあなたも大丈夫。

最後まで読めば、あなたも2種類のプラークを正しく理解し、自信をもって歯磨き(ブラッシング)できるようになります。

 

歯肉縁上プラークと歯肉縁下プラークの違い


2種類のプラークの違いを分かりやすく言うと、歯肉の高さよりも歯冠側についているか(歯肉縁上プラーク)、それとも、歯根側についているか(歯肉縁下プラーク)の違いです。

「なーんだ、プラークのついた場所が違うだけか」と思ったあなた。

プラークはそんな単純なものではありません。

 

生息する細菌が違う


プラークには、歯肉縁上プラークと歯肉縁下プラークの2種類があり、プラークのつく場所によって区別されると言うことは説明しました。

ここで重要なのは、場所が違うと言うことは、そのデンタルプラークに生息する細菌が違うと言うことなのです。

 

歯肉縁上プラークの細菌とは?


歯肉縁上プラークは、歯肉よりも上の歯の部分(歯冠側)についたプラークです。歯肉縁上プラークを構成する菌は、レンサ球菌・放線菌・グラム陽性桿菌が多く見られ、歯肉炎を引き起こします。

歯肉縁上プラークは、外から見えます。そのため、セルフケアによる日々の歯磨き(ブラッシング)で対策することができます。

 

歯肉縁下プラークの細菌とは?


歯肉縁下プラークは、歯周ポケット内に形成されるバイオフィルムです。歯肉縁下プラークを構成する菌は、グラム陰性嫌気性球菌・桿菌・スピロヘータなどが挙げられます。

これらは歯周病原菌と呼ばれる特殊な菌で、数種類の歯周病原菌が、お互いに悪さをし合うことで歯周組織を破壊し、歯周病を引き起こします。

歯肉縁下プラークは、それだけ怖い菌の塊でありながら、外から見ることができません。

そのため、セルフケアでは対応ができず、歯科医院にて専門家によるプロフェッショナルケアが不可欠なのです。

 

まとめ


  1. プラークには、歯肉縁上プラークと歯肉縁下プラークがある
  2. 歯肉縁上プラークは目視可能なもので、歯肉炎の原因となる
  3. 歯肉縁下プラークは目視不可能で、歯周病の原因となる
  4. 歯肉縁上プラークはセルフケアで対応が可能だが、歯肉縁下プラークは歯科医院にて専門家によるプロフェッショナルケアが不可欠である

 

 

【連載】歯磨き(ブラッシング)の目的を正しく理解していますか?

(1)まずは、「プラーク」について正しく知りましょう。

 

(2)プラークを放置するとどうなるかを知りましょう。

 

(3)プラークには2種類あることを知りましょう。

 

(4)正しい知識でプラークコントロールに取り組みましょう

 

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