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【アマルガム】お口の中の銀歯の正体って?

福岡市東区青葉・土井で「予防歯科」に取り組む歯医者「青葉イーストコート歯科・こども歯科(ミスターマックス土井店 敷地内)」のブログです。


青葉イーストコート歯科・こども歯科では、アマルガムは使用しません。

 

患者さんから、

「先生、銀歯って身体に悪いと?」と聞かれることがよくあります。

そこで今回は、銀歯の一つである「アマルガム」についてお話ししたいと思います。

 

アマルガムとは?


アマルガムとは、現在では使用機会は減っているものの、虫歯治療に多用される材料です。

30代の若い世代のお口の中でも見かけることもあります。

いわゆる「歯科用水銀」のことです。

アマルガムは、安価で、神経への刺激が少なく、扱いやすいという理由から、世界的に使われてきた歯科用材料です。

見た目が銀色なので、アマルガムを銀歯と表現される患者さんは多いです。

 

アマルガムの正体


さて、このアマルガムですが、正体は「水銀」です。

「水銀と健康被害」で思い浮かべるのは、「水俣病」でしょうか。

工場から排出された水銀が、魚や貝を食べた人間の体内に入ってしまい、様々な症状で多くの人を苦しめてきた病気です。

世界保健機関(WHO)も、公害が懸念される10大化学物質の1つに水銀を挙げています。

今年3月の欧州議会で、「15歳未満の小児および妊娠中または授乳中の女性の歯科用アマルガムの使用に関する制限の導入」が採択されました。

世界の水銀使用率を見て見ると、歯科での使用は全体の10%です。

これが多いと見るか、少ないと見るかには個人差があるとしても、歯科の場合はお口の中に直接使うものなので、選択肢が他にあるならばアマルガムの使用は避けた方が良いと私たちは考えています。

 

アマルガムの利点?


ただ、歯科用アマルガムで治療した歯の予後は良いという事実もあります。

(その毒性の強さゆえに虫歯菌が繁殖できないのではという人もいますが定かではありません。)

また、安価に手に入るため、貧困国では有用な材料として多く使われています。複雑な心境です。

1日も早く、貧富の差なく、どの国の人々も安全で確かな歯科治療を受けられる世界になってほしいと心から願っています。

 

青葉イーストコート歯科・こども歯科では、アマルガムは使用しません!


アマルガムについては、賛否両論、様々な意見がありますが、

「予防」を命題とする当院では、新たな病気の原因になる可能性がある以上、アマルガム治療は一切行いません。

青葉イーストコート歯科・こども歯科(ミスターマックス土井店敷地内)では、その場限りの治療ではなく、一生を見据えた歯科医療を提供する歯科医院でありたいと思います。

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