福岡市東区青葉・土井で予防歯科に取り組む歯医者「青葉イーストコート歯科・こども歯科」です。
シンボルツリー
当院には、シンボルツリーがあります。
「シマトネリコ」という品種で、常緑樹立の王様と言われています。
シマトネリコは、モクセイ科に属しており、5〜6月に多数の花を咲かせるといいます。
また、非常に生育の良い種で、成長すると10mを越すらしく、今後の成長が楽しみです。
枝が上を向いている
ふとシンボルツリーを眺めていると、それぞれの枝が重力に逆らいながら、上に向かって伸びていることに目が止まりました。
小学生の時、少しでも太陽の光を多く浴びるため、植物は枝を空に伸ばし葉を目一杯広げるということを習って以降、そういうものだと思っていたので、これまで特に何かを思うことはありませんでした。
一方で、年齢を重ねるうちに、理想と現実のギャップに悩んだり、自分に才能がないことや持って生まれた境遇に不満を持つことが多くなってきたように思います。
また、以前と比べると、「どうせ無理」「まあ、こんなもんだろう」と、最初から挑戦を避けたり、目標を低く設定して自分が傷つかないように消極的になったような気もしています。
そんな中で目にしたシンボルツリーの枝たちは、みんな上を目指して成長しています。
不運にも、光の届きにくい地面に最も近い場所から出てきてしまった枝も、なんのそのと言わんばかりに枝先をグイッと空に向けています。
木の枝が上を向いている。
ただそれだけのことなのに、頭の中でいろいろな思いが巡りました。
シンボルツリーから学ぶ
最も条件が悪い場所から出てきた枝が、空に向かってグイッと重力に逆らい枝を伸ばす様子は、改めて自分の在り方を考える良い機会を与えてくれました。
どんな環境であっても、ただ、やるべきことをやる。
周りのせいにしたり、腐らず、その時できるベストを尽くす。
先日、放送のあった「NHK プロフェッショナル」で、ショコラティエ・三枝俊介さんも「今できる最大限の努力を」と常に思いながら励んできたとおっしゃっていました。
そうすれば次につながる、と。
分かってはいるけど、それを実行するのは本当に難しいですよね。
当院のスタッフは、クレドにある「私たちは、向上心を忘れず成長する努力をします。」という言葉を胸に、各々が新しいことにチャレンジしています。
スタッフ一人一人が向上心を持って取り組み、シンボルツリーに負けない立派な花を咲かせてくれる日を楽しみにしています。