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マウスピース矯正でアライナーが浮く原因は?

アライナーが浮く現象は、さまざまな要因によって引き起こされます。以下に主な原因を詳しく見ていきましょう。


1. アライナーと歯の適合性の問題

新しいアライナーに交換した直後や矯正を始めたばかりの時期には、アライナーと歯の間にわずかなズレが生じることがあります。これは、歯を動かすために意図的に設計された隙間(通常0.2~0.3mm程度)である場合が多く、矯正の仕組み上必要なものです。ただし、このズレが大きすぎると、浮いているように感じられることがあります。例えば、歯科医院によっては、1つのアライナーで歯を約0.25mm動かす計画を立てます。この微妙な隙間が歯の移動を促す一方で、装着感に違和感を与えることもあるのです。


2. 歯の移動が治療計画に追いついていない

インビザライン治療では、事前に3Dシミュレーションを用いて歯の動きを計画しますが、実際の歯の動きが計画と完全に一致しないケースも珍しくありません。特に、以下のような場合に歯の移動が遅れ、浮きが発生します。
・装着時間の不足:1日20時間以上の装着が求められるにもかかわらず、外している時間が長いと、歯が計画通りに動かず、次のアライナーとのズレが大きくなります。
・生活習慣の影響:頻繁な間食や着脱の繰り返しにより、装着時間が短くなることがあります。


3. アライナー自体の設計や製造の問題

まれに、アライナーそのものに問題がある場合も考えられます。以下のようなケースが該当します。
・設計ミス:例えば、顎間ゴム(上下の歯を調整するためのゴム)を使用する治療で、ゴムをかけるための切り込みが適切に施されていない場合、アライナーが浮きやすくなります。
・アタッチメントの不足:アライナーの固定力を高めるための「アタッチメント」(歯に付ける小さな突起)が小さすぎたり、特定の歯に設置されていなかったりすると、浮きが発生しやすくなります。特に、前から2番目の側切歯でこの問題が顕著になることがあります。
・製造時の誤差:アライナーの形状が計画通りに作られていない場合も、フィット感が損なわれる原因となります。


4. 歯の形状やサイズによる影響

歯の形態や大きさによっては、アライナーが適切にかぶさらず浮いてしまうことがあります。
・低位の奥歯:奥歯の高さが低い場合、アライナーと歯の間に隙間が生じやすくなります。
・抜歯後の調整不足:矯正のために歯を抜いた場合、抜歯スペースを考慮した追加のアライナー調整が必要ですが、これが不十分だと浮きが発生します。
・歯の表面の滑りやすさ:歯の表面が滑らかすぎると、アライナーがしっかり固定されずズレやすくなることもあります。


5. 使用環境や取り扱いミス

アライナーはデリケートな素材でできており、誤った扱い方や外部要因で変形や破損が生じると浮きの原因になります。
・高温による変形:熱い飲み物やお湯で洗浄すると、アライナーが変形し、歯に合わなくなることがあります。
・無理な力の加わり:装着時に強く押し込んだり、不適切な方法で外したりすると、アライナーの形状が歪むことがあります。
・清掃不足:アライナーに汚れや歯石が付着すると、フィット感が低下し、浮いているように感じられる場合も。

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